昨日は突如として地震が起こったため待機を命じられ、一晩中職場で過ごすことに。まったく骨の折れる話の多い世の中だが、公務で骨折したりしないように気をつけたいと思う。骨折した都知事におかれましては、一日も早い回復をお祈りいたします。

最近知ったのだけど、高校野球の校歌斉唱をおこなうきっかけとなったのが人見絹枝だとか。女性初の五輪メダリストとなった人見絹枝の発案で、甲子園での試合後に校歌斉唱をおこなうことになったと聞いた。ちなみに人見絹枝は岡山県の出身の陸上選手で、桃太郎スタジアム(現在はネーミングライツで別の名称になっている)の脇に有森裕子とともに銅像が立っている。わたしの知り合いでこの競技場を訪れたとき、人見絹枝の銅像はどこにあるのかと聞いた友人が二人ほどいたはず。

ところで、大会第1日の第二試合(英明v健大高崎)の試合終盤を息子と見ていると、9回表二死無走者となり、次の打者が四球を選んで出塁した。その打者走者が一塁キャンバスに到達するより前に、わたしは息子にこう言った。“盗塁だ、盗塁しかない、勝つために作戦を行使するのなら”。かりにそれでゲームセットになったとしても、それが同点に追いつくには一番可能性の高い作戦だし、監督さんのその作戦を責めることはできない、と。

この場面で、英明は一塁走者に代走を起用。そして次打者の2球目の際に、一塁走者が二塁盗塁を敢行する。投球は外角に少し外れたボールだったが、これを捕球した捕手が素早く鋭い送球を二塁に送り、きわどいタイミングだったが一塁走者は二塁憤死となってゲームセットになった。監督の作戦は立派だったし、それを阻止した捕手はもっと立派だったねと、息子には説明した。息子は黙ってこの一連の出来事をテレビで見ていたが、今年もおそらくこれと同じ光景が甲子園球場の内野スタンドで何度も展開されるかと思うと楽しみでならないです。