個人的な事情があって、今年の大会は大会第2日以降、現場に行くこともできなければ、テレビで試合を見ることもできないので、限られた時間の中でラジオの実況を聞いている。通勤途中に今朝の試合をラジオで聞いていると、内野ゴロのときの送球が悪送球となり、カメラマン席に入った。そのとき実況しているアナウンサーは、この状況を“テイクツーベース”と説明していた。

この表現は、実はこれで正しくて、打者走者は二塁まで到達することになる。野手が打球を処理したとき打者走者はまだ一塁に到達していないから、その場所から2つの塁が与えられる、という意味。打者走者には2つの塁の安全進塁権が与えられる、というのが一番わかりやすい表現だと思う。

いつぞやの試合で、無死一塁からの送りバントで、打球を処理した投手が二塁に送球したところセーフの判定で(投犠、投野選)、その送球を受けた遊撃手が一塁に悪送球してカメラマン席(ボールデッドゾーン)に入ったことがある。この場合は一塁走者が二塁に到達した後で悪送球が発生したため、二塁から2つの塁の安全進塁権が与えられるため、走者は生還となった。

悪送球がボールデッドゾーンに入った場合は、その送球を投げた瞬間に走者がどの塁まで到達していたかが基準となることは、知っておいてもいいと思う(打球処理直後のプレーの場合は、投球のときに走者が到達していた塁が基準)。


たいして試合も見れていないので、こんな基本的なことでも感じたことを書いておこうと思いました。このブログを読んでくださっている皆さんには、深く御礼申し上げます。