今夜の某国営放送夜9時からのニュースで、スポーツコーナーの最初の話題は、久保建英のビリャレアル入団発表だった。そこに映し出された映像は、久保がスペイン語でコメントを語る様子。スペイン語のネイティブスピーカーは、“~~~, ¿ no ?”(~~~、だよね?)みたいな言い方をよくするのだが、カメラの前で軽くその言い方を使っていた。

わたしは外国語で話すときは、基本的に俗っぽい言い方をあえて敬遠するので、あの物言いを見ると、驚くというのを超えて、もはや絶望的な心境にもなる。“彼はわたしの3分の1くらいしか生きていないはずなのに、あんなふうにしゃべれるなんて・・・、わたしが残りの人生でどんなに努力しても、なることなど不可能な域にもはや達している”と思わされるのに十分すぎるほどだった。

あんなふうに流ちょうなスペイン語で意思疎通ができると、人生もサッカーも楽しいだろうね、高校野球がなくても(笑)。