行く前から分かっていたことだが、とてつもなく暑かった。しまなみ球場の構造は熟知しているので、スタンドに日陰はほとんどないことは分かっていた。それでも暑さ対策をして、息子にもその旨を十分伝え、息子の保険証を持参して球場に向かうことにした。球場に早く着いたおかげで、午前中日陰になる場所に陣取ることができたものの、午後からは照りつける直射日光の中で試合を見続けたため、体力的には相当きつかった。第二試合の途中で退出の誘惑が一瞬頭をよぎったが、一生懸命プレーしている選手諸兄の姿を改めて凝視し、日傘をさしてなんとか試合終了まで見届けることができた。
正直に書いておくと、広島県大会準決勝の2試合は、いずれも大会前にトーナメント表が決まった段階では想像だにしなかった組み合わせ。ただ、そのおかげで助かることもあり、スタンドも駐車場も、すし詰めにはほど遠い状況だった。実は、しまなみ球場は車で訪れる人が多く、状況判断を誤ってしまうと高速道路のインターまでは行けても、そこから球場までたどり着けなくなってしまうこともあるんだけどね。今日は行きも帰りもそんな混雑とは無縁の一日で、試合終了とともに退出してすぐに車で帰途に就くことができたのは、おそらく今回が初めてだったと思う。
呉v祇園北
上空は青空、上空には少し風が吹いているように感じる。しかしこの球場はネット裏で風が吹いていても、外野スタンドのほうで吹いているかどうかは分からないので、グランドで飛球が上がったときどのような影響があるのかまでは見極めきれなかった。呉の内野ノックはわざとギリギリのところに打っているのが目に留まり、息子は祇園北はボール回しなしでいきなりノックが始まったと指摘していた。
呉は#1が先発だが、祇園北の先発投手は#19、予想していた選手ではなかった。序盤は祇園北#19の制球が定まらず、呉が走者を出すものの先制点につながらない。すると3回裏、祇園北が二死二三塁から3番の右越三塁打で2点を先制する。対する呉は直後の4回表、適時打と犠飛で2-2の同点とする。祇園北は5回表の守備から#1が登板。同点に追いつかれたこともあり、前のイニングの投球を見て交代に到ったものと思われた(4回裏の攻撃で代打が出ていた)。試合はそのまま進み、迎えた6回裏、祇園北は5本の安打を集中して2点を挙げ、4-2とする。その後呉は終盤にかけて走者を出したものの、好機であと一本が出ず、そのままゲームセットになった。
祇園北がこれほど多くの安打(10本)を放つとは思っていなかったが、好機で安打が続く打撃には勢いを感じた。そしてこの試合でいちばんのファインプレーは、8回表の守備の前に左翼手を交代させていたことだろう。そのイニングの守備では二死二三塁となった場面で、呉代打#7の打球は左翼方向への大飛球だったが、前進してやや左寄りに守っていた祇園北#12は背走してうまく落下点に入り、この打球を好捕した。抜けていれば同点となり、一気に逆転のピンチを迎える場面だったが、外野手を交代させる選手起用が当たった。
呉は先発した祇園北#19に対して初回から走者を出したが、荒れ球の#19を早い段階でつかまえることができなかったことが惜しまれる。積極的な走塁で攻撃を試みたが、これが今ひとつ功を奏しなかった。右方向を狙う打撃で一度は同点に追いついたが、最後は祇園北二番手#1を打ち崩すことができなかった。
決勝戦は祇園北v広島新庄の組み合わせとなったが、祇園北投手陣が新庄打線をうまく抑えることができれば、祇園北にも勝機が見えてくる。
正直に書いておくと、広島県大会準決勝の2試合は、いずれも大会前にトーナメント表が決まった段階では想像だにしなかった組み合わせ。ただ、そのおかげで助かることもあり、スタンドも駐車場も、すし詰めにはほど遠い状況だった。実は、しまなみ球場は車で訪れる人が多く、状況判断を誤ってしまうと高速道路のインターまでは行けても、そこから球場までたどり着けなくなってしまうこともあるんだけどね。今日は行きも帰りもそんな混雑とは無縁の一日で、試合終了とともに退出してすぐに車で帰途に就くことができたのは、おそらく今回が初めてだったと思う。
呉v祇園北
上空は青空、上空には少し風が吹いているように感じる。しかしこの球場はネット裏で風が吹いていても、外野スタンドのほうで吹いているかどうかは分からないので、グランドで飛球が上がったときどのような影響があるのかまでは見極めきれなかった。呉の内野ノックはわざとギリギリのところに打っているのが目に留まり、息子は祇園北はボール回しなしでいきなりノックが始まったと指摘していた。
呉は#1が先発だが、祇園北の先発投手は#19、予想していた選手ではなかった。序盤は祇園北#19の制球が定まらず、呉が走者を出すものの先制点につながらない。すると3回裏、祇園北が二死二三塁から3番の右越三塁打で2点を先制する。対する呉は直後の4回表、適時打と犠飛で2-2の同点とする。祇園北は5回表の守備から#1が登板。同点に追いつかれたこともあり、前のイニングの投球を見て交代に到ったものと思われた(4回裏の攻撃で代打が出ていた)。試合はそのまま進み、迎えた6回裏、祇園北は5本の安打を集中して2点を挙げ、4-2とする。その後呉は終盤にかけて走者を出したものの、好機であと一本が出ず、そのままゲームセットになった。
祇園北がこれほど多くの安打(10本)を放つとは思っていなかったが、好機で安打が続く打撃には勢いを感じた。そしてこの試合でいちばんのファインプレーは、8回表の守備の前に左翼手を交代させていたことだろう。そのイニングの守備では二死二三塁となった場面で、呉代打#7の打球は左翼方向への大飛球だったが、前進してやや左寄りに守っていた祇園北#12は背走してうまく落下点に入り、この打球を好捕した。抜けていれば同点となり、一気に逆転のピンチを迎える場面だったが、外野手を交代させる選手起用が当たった。
呉は先発した祇園北#19に対して初回から走者を出したが、荒れ球の#19を早い段階でつかまえることができなかったことが惜しまれる。積極的な走塁で攻撃を試みたが、これが今ひとつ功を奏しなかった。右方向を狙う打撃で一度は同点に追いついたが、最後は祇園北二番手#1を打ち崩すことができなかった。
決勝戦は祇園北v広島新庄の組み合わせとなったが、祇園北投手陣が新庄打線をうまく抑えることができれば、祇園北にも勝機が見えてくる。