高校野球観戦日記

高校野球を見たときことをつづります。 このブログはおもに毎年春と夏に更新しています。テレビに映らないプレーを見るのが宗旨です。

2020/12

余談・コロナ禍の年の瀬に

今年は新型コロナウイルスの影響で、スポーツの大会が中止になったり無観客開催になったりしたため、このブログも更新が滞りがちになってしまった。ただ、わたしは多趣味だし、必ずしも人と群れることが好きではないので(注:だからといって寂しい奴ではありません)、時間を持て余すこともなかったんだな~(笑)。

夏から秋にかけては、週末のたびに県内の線路沿いに足を運んで鉄道写真の撮影に精を出した。かんかん照りの中で線路沿いに立って列車の到着を待つことも多かったから、体感温度は甲子園球場にいたのとほとんど同じ。紅葉の時期にも山間部の撮影ポイントに足繁く赴いて、寒いなかシャッターを切りまくったので、紅葉情報には詳しくなることができた。

そしてシャッターの切り過ぎが原因かどうかは分からないけど、5年間使ってきたカメラが年末になって不具合を訴え、カメラのない年越しを余儀なくされることに。しかも修理の見積もりが異常に高く、年明けには新規購入することになりそう(どの機種を買うかは思案中)。それでもカメラが作動しないからといって時間を持て余すこともなく、料理をしたりフランス語の勉強をして過ごしているので、時間のたつのはあっという間。

そして・・・、春に職場を異動したことをきっかけに、テレビからラジオ中心の生活にシフト。単にテレビを見る時間が減っただけのはずだったが・・・。


以前、高校野球の実況をしたことのある藤井彩子アナのことをこのブログに書いたことがあったはずだけど。藤井さんの番組ではなかなか採用されることのなかったわたしの投稿やツイートが、ある日をきっかけに、読まれることが多くなってね(笑)。

わたしは中学、高校のとき、大阪のラジオ番組を中心にはがき職人をしていた。社会人になってからも、ひいきにしている歌手が担当していた番組には、よくはがきを書いていたものだった。

藤井アナの担当していた番組は人気だったし、しかも全国中継されるから、リスナーからの投稿数も多かったのだと思う。地道に3年くらいわたしも投稿を続けてきたが、番組で採用されることはなく、“やはり全国区の人気番組で採用されるのは難しいよなぁ~”と、なかばあきらめにも近い心境になっていた(藤井アナのファンは多そうだしね)。

ところがある日、とある番組でわたしのツイートがちょっと読まれたことをきっかけに、今年の後半は投稿やツイートの採用数が右肩上がりに。まぁ・・・、手前みそになるので、どの番組だとか、自分のラジオネームをここに書こうとは思わないけどね。

思えば、中学生のときも何十枚もはがきを出して、採用されるまでに長い時間を要したものだけど。一度読まれてしまうと一気に回数が増えるのは、今回も当時もまったく同じ。というわけで、この流れを手放すわけにもいかず、なにかしらの投稿を続ける日々が訪れる。

そんなわけで、高校野球の大会が開催されないからといって、やることには事欠かなかったというのが実際のところ。感染者数が増加傾向にある昨今の情勢だと、来年も高校野球の全国大会を見に行くことは難しいように思えるけど・・・(無観客で開催する可能性は残されるだろうが)。

わたしにとってコロナ後の新しい生活秩序はこんな感じなのかなーと、甲子園球場に一度も足を運ばない年の瀬に思ってしまったけど、来る年もできる限り球場へ足を運びたいという思いは失わず、幅広くチャレンジを続けていきたいと思っています。これからもよろしくお願いいたします。

余談・交流試合終わった(今さら)

今さらな感もあるが、今年の夏は高校野球の交流試合がおこなわれたので、そのことなどについて書き残しておこうと思う。

甲子園球場でおこなわれた交流試合は、当初の予定通りの日程で無事に終わった。開催に関して賛否様々な意見があったが、見た人、そしてプレーした選手諸兄とチーム関係者、主催者にとっては、これでよかったのではないかと思う(※わたしはほとんど見ていないわけだけど)。

わたしはテレビで2試合くらい交流試合を見たが、観客がいないこともあっていろいろな音が聞こえてきた。選手の声、打球音、そしてスタンドからの拍手、手拍子など。これが実に興味深くて新鮮だった。そしてブラスバンドの応援はもういい加減、禁止にすればいいと思った。球場でプップカ、プップカと大きな音ばかり並べたてても、それが野球の本質ではないのだから。

リモート応援とかで、学校で演奏をしていたチームもあったらしいが、それで十分。わざわざ球場に来なくても、演奏なら体育館でできる。楽器を直射日光に晒すこともないから傷まないし、持ち運ぶ必要もないし、いいことづくめだ。

このように考えていくと、球場に無駄な音を持ち込む必要性は世界中どこを探しても見当たらない。少なくとも、純粋に野球を見に来ている(観察しに来ている)わたしのような人間には、ブラスの応援は単なる雑音にしか過ぎないし、存在しないほうがいいに決まっている。コロナ後の新しい社会秩序の構築に、ブラスバンド禁止は不可欠だといえよう・・・、人が密接しないためにも(笑)。

それに最近は、野球のルールや高校野球の歴史をよく知らないにもかかわらず、ブラスの応援ばかりをやたらと解説したがる人が増えたように思う。少なくとも、高校野球はプレーしている選手が主役であるはずなのに、それ以外の外野が出しゃばり過ぎているように感じるのはわたしだけだろうか。高校野球って、いつから野球の大会ではなくて演奏会のような扱いになったのかなと不思議に思う。

交流試合の結果に関しては、1試合だけの開催だったから、なんとも言えないことが多かったね。たとえば、わたしが甲子園球場でよく試合を見ている某チームは、たしか地方大会では使わないけん制のサインプレーがあるはずだけど。勝っても負けても次がないという試合の中で、リスクを冒してまで、隠し技のようなサインプレーをするはずもなかっただろう。

そしてこれもわたしが甲子園球場でたびたび試合を見ている別の某チームは、内外野のバックアップがどれほど全力疾走だったのかなと思う。テレビでは映ることもないプレーなので、球場にいない限りほとんど誰も知る由(よし)はないのだが・・・、勝っても負けても次がない試合で、どれほど徹底したバックアップをしていたのだろうか(モチベーションに変化があったとしても責めることはできない)。

ただ、1試合だけということで、試合に対する気持ちの持っていき方は難しいけど、この開催方式は悪い面ばかりでもなかったように思う。一部のチームはベンチ入りした選手を全員出場させたようだし、過密日程による投球過多も回避可能だ。“これまでの試合が、今日のこの一試合のためにあった”と思えるような雰囲気が醸成されるのであれば、今後は各チーム1試合だけでもいいように思った。

様々な思いが去来する一年だったが、今年甲子園球場で執り行われた試合(大会)の感想はこれで締めくくらせてもらおうと思う。
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