スポーツナビのブログだったら、多数の異論、オブジェクション(反論)がコメント欄に寄せられるだろうが、ブログを引っ越してからは一日当たりの閲覧数が片手ほどになっているので、今日は思ったとおりことをはっきり書いてみよう。ただ、本当に事実かどうか分からないことも含まれると思うので、もし正確なことをご存じの方がいたらご指摘くださいということで。
むかし米騒動や、第二時代世界大戦(太平洋戦争)のせいで、高校野球の大会が中止になった歴史がある。だから大会が開催できない(開催できなかった)からといって、黒い歴史や汚点が残るわけではないと思う。ほかのスポーツ(選抜大会)が中止を決定しているのに、野球だけその判断を下せないってのは、なにか少し違っているものを感じる。
それと・・・、意外と安易に無観客で開催すればいいって言う人が多いね。でも、それは、そう簡単には無理。これには、ただ漫然と高校野球を眺めているだけでは見えにくい、お金の話が関わってくる。妻と話していて、へぇ(そんなことも知らないのか)と思ったが、阪神タイガースの公式戦は、1試合当たりの入場収入が約2億円といわれる。では高校野球の場合はどうなってんの?って話。
高校野球の甲子園大会では、球場の借り上げ料は無料。主催者側は阪神から無料で球場を使わせてもらっているというわけ。そして審判はボランティア。大会運営も各都道府県の高野連から役員さん方に来てもらっているから、実質的には無料。しかし、参加チームの選手関係者の交通費と宿泊費の一部を、主催者側は負担している。滞在にかかるすべての費用がその額で賄えるわけではないが、出場チームには主催者側から規定された額が支給されているはず。
ちなみに、大阪周辺のホテルは、予行演習の日から決勝戦の日まで、出場チームの選手諸兄を宿泊させることができるように部屋をあけている現実があるとか。その金額はかなり安い額に設定されていると聞いたことがある。しかも、宿泊しているチームが初日で敗退して帰ってしまっても、キャンセル料などは請求しないことになっているらしい。だから大会期間中に儲かっているのは、高校野球を見に来ている大人が泊まっている東横インだったりする(笑)。
それはさておき、高校野球には放映権という概念もないらしく、わずかの協力金を某国営放送からもらっているだけと聞いたことがある。そんなわけで、主催者側が一部を負担している交通費と宿泊費の原資となっているのは、入場収入しかないはず。
高校野球のうまくできているのは、選手に賃金を払う必要もなく、試合会場にも審判にも運営にも費用負担をしなくていいところ。春の大会は試合数が少ないが、それでも通常通りに試合を開催すれば、入場収入だけで支出を上回るようになっているらしい。その証拠に、高野連は毎年黒字を計上していたはず。
しかし(本当なのかどうか正確には知らないが)、もし大会開催にかかる費用のほうが多くなった場合、主催している新聞社が、それを肩代わりすることになっていると聞いたことがある。つまり、高野連には赤字が出ない大会運営の規定になっているらしいよ。
ということは、何千万円かかかるであろう費用を、某新聞社が負担することが可能であれば、無観客で大会を開催することができることになる。しかし現実には、暗くなってもなかなか球場の照明を点灯しようとしない春の大会の主催新聞社が、そうそう簡単に費用負担に応じるとは思えない。そんなことをしたら、ステークホルダー(株主)が黙っていないだろうし。
現実的には、来週理事会がおこなわれるらしいが、おそらく正式な決定は先送りされるだろう。大会の組み合わせ抽選会がおこなわれるまでには、なんらかの方向性が見えてくると思うが・・・。組み合わせが決まったあとで、やっぱり中止しますってのは、ちょっと選手に気の毒過ぎるからね。
それと、今回の件があったので大会実施要項をあらためてしっかり読んでみたが、感染症予防法に定める1類、2類にかかった選手は出場できないという趣旨の規定があるとは知らなかった。一部の鳥インフルエンザとかエボラ出血熱などが、これに該当する。
そういえば、2009年夏の大会では、大会期間中に出場チームの中でインフルエンザに罹患した選手がいて、勝ち進むたびにベンチに入る人数が減っていったことがあったはず(チーム名は覚えているが敢えて記さないことにする)。試合終了のあいさつをするとき、勝ったチームより著しく少ない人数で整列するのを見るのは、ちょっと心が痛んだね。
数日前に入場券の発売が始まったらしいが、現実的には、大会を開催するにはいささかの無理があると思うけど・・・。もし無観客で開催するというのなら、球場の外まで行って、外に響いてくる打球音や監督さんの声を聞いて、このブログを更新しようかな、などと思案する日々ですね。
むかし米騒動や、第二時代世界大戦(太平洋戦争)のせいで、高校野球の大会が中止になった歴史がある。だから大会が開催できない(開催できなかった)からといって、黒い歴史や汚点が残るわけではないと思う。ほかのスポーツ(選抜大会)が中止を決定しているのに、野球だけその判断を下せないってのは、なにか少し違っているものを感じる。
それと・・・、意外と安易に無観客で開催すればいいって言う人が多いね。でも、それは、そう簡単には無理。これには、ただ漫然と高校野球を眺めているだけでは見えにくい、お金の話が関わってくる。妻と話していて、へぇ(そんなことも知らないのか)と思ったが、阪神タイガースの公式戦は、1試合当たりの入場収入が約2億円といわれる。では高校野球の場合はどうなってんの?って話。
高校野球の甲子園大会では、球場の借り上げ料は無料。主催者側は阪神から無料で球場を使わせてもらっているというわけ。そして審判はボランティア。大会運営も各都道府県の高野連から役員さん方に来てもらっているから、実質的には無料。しかし、参加チームの選手関係者の交通費と宿泊費の一部を、主催者側は負担している。滞在にかかるすべての費用がその額で賄えるわけではないが、出場チームには主催者側から規定された額が支給されているはず。
ちなみに、大阪周辺のホテルは、予行演習の日から決勝戦の日まで、出場チームの選手諸兄を宿泊させることができるように部屋をあけている現実があるとか。その金額はかなり安い額に設定されていると聞いたことがある。しかも、宿泊しているチームが初日で敗退して帰ってしまっても、キャンセル料などは請求しないことになっているらしい。だから大会期間中に儲かっているのは、高校野球を見に来ている大人が泊まっている東横インだったりする(笑)。
それはさておき、高校野球には放映権という概念もないらしく、わずかの協力金を某国営放送からもらっているだけと聞いたことがある。そんなわけで、主催者側が一部を負担している交通費と宿泊費の原資となっているのは、入場収入しかないはず。
高校野球のうまくできているのは、選手に賃金を払う必要もなく、試合会場にも審判にも運営にも費用負担をしなくていいところ。春の大会は試合数が少ないが、それでも通常通りに試合を開催すれば、入場収入だけで支出を上回るようになっているらしい。その証拠に、高野連は毎年黒字を計上していたはず。
しかし(本当なのかどうか正確には知らないが)、もし大会開催にかかる費用のほうが多くなった場合、主催している新聞社が、それを肩代わりすることになっていると聞いたことがある。つまり、高野連には赤字が出ない大会運営の規定になっているらしいよ。
ということは、何千万円かかかるであろう費用を、某新聞社が負担することが可能であれば、無観客で大会を開催することができることになる。しかし現実には、暗くなってもなかなか球場の照明を点灯しようとしない春の大会の主催新聞社が、そうそう簡単に費用負担に応じるとは思えない。そんなことをしたら、ステークホルダー(株主)が黙っていないだろうし。
現実的には、来週理事会がおこなわれるらしいが、おそらく正式な決定は先送りされるだろう。大会の組み合わせ抽選会がおこなわれるまでには、なんらかの方向性が見えてくると思うが・・・。組み合わせが決まったあとで、やっぱり中止しますってのは、ちょっと選手に気の毒過ぎるからね。
それと、今回の件があったので大会実施要項をあらためてしっかり読んでみたが、感染症予防法に定める1類、2類にかかった選手は出場できないという趣旨の規定があるとは知らなかった。一部の鳥インフルエンザとかエボラ出血熱などが、これに該当する。
そういえば、2009年夏の大会では、大会期間中に出場チームの中でインフルエンザに罹患した選手がいて、勝ち進むたびにベンチに入る人数が減っていったことがあったはず(チーム名は覚えているが敢えて記さないことにする)。試合終了のあいさつをするとき、勝ったチームより著しく少ない人数で整列するのを見るのは、ちょっと心が痛んだね。
数日前に入場券の発売が始まったらしいが、現実的には、大会を開催するにはいささかの無理があると思うけど・・・。もし無観客で開催するというのなら、球場の外まで行って、外に響いてくる打球音や監督さんの声を聞いて、このブログを更新しようかな、などと思案する日々ですね。