高校野球観戦日記

高校野球を見たときことをつづります。 このブログはおもに毎年春と夏に更新しています。テレビに映らないプレーを見るのが宗旨です。

2018/11

第131回秋季中国大会決勝戦・米子東v広陵

新幹線を見学できるイベントに当選していたので、それに行く前の一時間だけという約束で球場へ行き、家族四人で決勝戦を見ることにした。球場の駐車場に着きスタンドに歩いている間に試合開始のサイレンが鳴ったが、かろうじて最初から見ることができた。両チームともに昨日の準決勝の試合とは先発投手を変えている。米子東は打順を少しいじっており、広陵は捕手も別の選手が出場している。
試合は米子東が1回表に適時打2本で2点を先制したが、その後2回表途中から広陵二番手#10が登板し、米子東に追加点を許さなかったのが大きかった。地力に勝るとみられていた広陵は3回裏、米子東#9に対して4長短打を集中して一挙5点を挙げて逆転した。球場に来る前にあらかじめ決めていたとおり、5回終了で球場を後にすることにした。ちょろちょろ動きまわる子供たちと一緒だとさすがに試合ばかりを見ているわけにはいかず、ファウルボールの襲来には注意しておかないといけなかった。その後は途中までラジオで試合の展開を聞いていたが、終盤にも追加点を挙げた広陵が6-2で逃げ切ったようだ。

第131回秋季中国大会準決勝・創志学園v広陵

前の試合がタイブレークまでもつれたため、当初の予定より1時間以上も遅れて試合開始。今日は帰宅したら、牛すね肉のビール煮を作る予定で出かけてきていたので(※2時間くらい煮込む料理)、一刻も早い試合終了を望みつつプレーボールのサイレンを聞いた。にもかかわらず、この試合でも負傷者が出て試合が一時中断するなど、この試合も大幅に試合進行が遅くなってしまった。日が西に傾き陰が長くなってきた試合の中盤以降は、さすがに主審が進行を急いでいるように見受けられた。

いま終わってみると、この試合は1回裏の広陵の攻撃の無死一塁のときに、守備側がバントシフトでダッシュするタイミングが早いのを見極めて2番打者がバスターでがら空きになった一二塁間に狙ってゴロを打ち右前安打となった場面と、2回表の創志の攻撃で、一死一塁ボールカウント1ボール1ストライクからエンドランを仕掛けて6番が右前安打を放ったものの一塁走者が二塁にストップする場面さえ見ておけば、事の足りる試合だったと思える。

高校野球の情報サイトにはランニングスコアだけの記録が多いので、試合の展開を簡単に書き残しておくと、広陵は2回裏に二死三塁から9番の適時打で1点を先制すると、8回裏には無死満塁から8番の適時打で2点を追加し、さらに1番のランニングスクイズや敵失で加点してリードを広げたあと、最後は4番が右越二塁打を放ってこの回一挙6点を加えて7-0となり8回コールドでゲームセット。

本題に入る。

7回裏の広陵の攻撃は打者5番のとき二死一二塁からの走塁死(暴投)で攻守交代となったが、続く8回裏の攻撃ではスコアボードの6番打者の打順にランプが点灯しており、球場のアナウンスも6番の打順だと言っていたはずだ。しかしながら広陵は#4(本来打席に入るべき5番打者)が当たり前のように打席に立ち、中前安打を放って出塁していた。打席が完了しないままイニングの攻撃が終了した場合、次の回の攻撃で打者が打ち直しで打席に立つことすら知らない奴が、甲子園出場の懸かった中国大会の試合でスコアボードの電光掲示板を操作しているのか?(球場のアナウンスをしているのか?)とスコアを付けていて真剣に考えさせられた。

そして、8回裏に広陵の4点目となるランニングスクイズが決まったあと、なにが気に入らなかったのか、創志#1は地面(人工芝)を露骨に蹴っ飛ばし不満そうな態度を取っていた。このイニングの守備では、自分も失策を犯して走者を許し相手の追加点に加担しているというのに、それで点を取られたことが不満であのような態度を取るとは、さすがに相変わらずだなぁ・・・、間違ってもこんなチームが選抜されることはないだろうなぁ~と、様々な思いが去来した。まぁ、このブログの主義主張を貫くのであれば、最後の場面など、#1が本塁後方のバックアップをさぼるのは論外であると指摘することになるのだろうが(そんな気も起こらなくなってくる)。

ここのチームの試合を見に来ると不快な思いをさせられるのは毎度のことなので、試合終了とともに整列も見ずに(まともな整列しないでしょう)、駐車場へとダッシュして帰路についた。出かける前の予定通り、家では牛すね肉のビール煮とミネストローネを作ることができたので、よしとするか(笑)。

第131回秋季中国大会準決勝・米子東v呉

ラグビーの日本vオールブラックスの試合や、鹿島アントラーズのACLの試合があったものの、稲刈りの片づけが終わったので球場に行くことにした。朝のうち冷え込んだものの、秋の日差しが照りつける中での試合。倉敷商を破って準決勝まで勝ち上がった米子東の実力はフロックではなかった。米子東は3回裏に1点を先制されたものの、3回までは一人の走者も出すことができなかった打線が直後の攻撃で二塁打を2本を放って同点に追いつくと、5回と6回にも得点圏まで走者を進めて適時打が飛び出し、3-1とリードを広げた。対する呉は試合の終盤にきて反撃し、7回裏には5番の右犠飛、9回裏には二死一二塁から6番の中前適時打で3-3の同点に追いつき、試合は延長戦になった。10回から12回まではともに一進一退の攻防が続いたが、走者を得点圏に置いてから両先発の#1が適時打を許さず、13回からタイブレークにもつれ込んだ。延長13回表、米子東は一死二三塁からの遊ゴロで1点を勝ち越すと、3番の右線二塁打と4番の中前適時打でさらに2点を加えて6-3とリードを奪った。対する呉は13回裏、無死一二塁から2番の左前適時打で1点を返し、さらに無死二三塁から3番の二ゴロで1点差まで詰め寄ったが、後続にあと一本が出ず6-5でゲームセットになった。米子東は走者を置いてからの打撃が勝負強く、無死で走者を出しても簡単に送りバントをしない攻撃が光っていたと思う。両投手ともによく投げたが、タイブレークで中軸に適時打が出た米子東の攻撃が、呉をわずかに優った印象である。そして細かいことではあるが、両チームともに一塁手が打者走者の触塁確認を怠ることが(少)なかった。
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