高校野球観戦日記

高校野球を見たときことをつづります。 このブログはおもに毎年春と夏に更新しています。テレビに映らないプレーを見るのが宗旨です。

2018/07

第100回岡山県大会準決勝・創志学園v倉敷商

今日は人出が見込まれるので、少し早めに家を出て車で球場に向かった。うまい具合に駐車場の隅に車を停めることができ、いそいそと入場ゲートへと急いだ。台風の影響もあるのか上空は薄い雲に覆われており、ゆるい風が舞う中での試合。両チームともにこの試合が重要と分かっており、大勢の人が応援に来ている。倉敷商のノックは控え投手の#10や#11も加わっており、マウンドの前からボールを実際に投げて、そのあと一塁ベースカバー、三塁側へのバント処理、二塁併殺などをやっていた。
試合は序盤からともに走者を出して得点圏まで進めるものの、両先発が適時打を許さなかったが、4回裏に創志が先頭4番の右越本塁打で1点を先制した。これで創志先発#1の調子がいささかよくなり、5回表と6回表の倉敷商の攻撃を三者凡退に抑えると、創志は6回裏にも二死二塁から7番の右前適時打で1点を追加して2-0とリードを広げた。反撃したい倉敷商は7回以降も毎回走者を塁に出したが攻撃がつながらず、2-0のままゲームセットになった。
創志は先発した#1がよく投げたと言いたいところだが、倉敷商打線の右打者がことごとく変化球(スライダー)に的を絞ることができず、打線がつながらなかったという印象が残った。創志#1は左打者と対するときには制球を乱すことも多く、つけいる隙がないわけではなかった。倉敷商としては8回表に迎えた一死二三塁の好機だけでなく、初回から4回まで毎回得点圏まで走者を進めていたので、早い段階で先制したいところだった。
創志の守備は投球に応じて内外野手が移動することがあるが、よく観察すれば、球種または投球のコースが丸わかりだと思った。そして創志は守備のときにスパイクの紐を結び直すなど、やたらとタイムを取る回数が多かった。早いイニングで伝令(守備のタイム)の規定回数である3度を使い切ってしまった影響もあるのだろうが、甲子園の全国大会では審判から試合進行について言われるケースがあるので、今日のような試合のやり方はお世辞にもほめられたものであるとは言えない(かりにルールの上では認められているとしても)。いずれにせよ、勝ったからといって見る人の共感を得られるものではなかった。

セリーグ公式戦・読売v東京ヤクルト15回戦

わが町で今年二度目のプロ野球公式戦がおこなわれると聞いて、なんとかチケットを入手して見に行ってきた。今日は球界の盟主主催の試合だったので混雑が予想されたため、とある駅の近くに車を停めて電車で球場に向かうことにした。到着したのが試合開始の1時間ほど前だったが、どの入場ゲートにも凄まじく長い列ができており、スタンドに入るまでに40分近くかかった。今日の試合は諸事情を考慮して半旗を掲げており、鳴り物の応援もなしだった。そのような判断を下してくれたセントラルリーグと読売球団には敬意を表したいと思う。

今日は娯楽のつもりでのんびりと試合を眺めさせてもらったけれど、読売#7は打席に入っているとき、主審が掃おうとしたホームプレート上の砂を自分の手で払いのけていた。そして読売先発捕手だった#46は、相手打者が自打球で足を傷めてタイムを取った時にバットを手渡していた。いずれも礼儀正しい人だと思った。

試合は読売が2回裏の無死二塁の好機を逸機したあと、ヤクルトが3回表に#1の本塁打で2点を先制すると、4回表には#52の本塁打で1点を追加してリードを広げた。ヤクルトは5回までに10安打を放っており、先発した読売#26の出来がいまひとつだったのかなぁ・・・。対する読売は6回裏に1点を返してなおも一死二三塁から#2の左前安打で二者が生還して同点に追いついたかに思えたが、ヤクルトからリクエストがあって二塁走者の#25が本塁憤死の判定となり、反撃の流れも潰えた。私は7回裏の攻撃途中で球場を後にしたが、試合の終盤にも加点したヤクルトが5-2で逃げ切ったようだ。(観衆:27356人、試合時間:3時間56分)

第100回岡山県大会3回戦・東岡山工v関西

前の試合が少し延びたため、一日で一番暑い時間帯の試合。かんかん照りの強い日差しの下、2階席の日陰にいても屋根から熱が伝わってくる。
初回、2回表と関西が走者を出しながら無得点に終わったあとの2回裏、東岡工は一死後5番の中越三塁打で一死三塁と先制の好機を迎える。6番が2ボール1ストライクとなった後の4球目、東岡工はランニングスクイズを敢行したが、この時の投球を捕手が少し前へはじき、その間に三塁走者が生還して1点を先制した(記録は本塁盗塁と思われる)。追う展開となった関西は4回表に一死二三塁、7回表にも一死一二塁と反撃の好機を作るが、いずれも後続が併殺となって逸機する。関西は9回表にも一死満塁とするもあと一本が出ず、1-0のままゲームセットになった。
関西は相手を上回る7安打を放ちながら、好機に安打が続かず序盤に失った1点を返すことができなかった。先発して中盤まで好投した#11に、少しばかりの援護もできなかった攻撃が惜しまれる。
東岡工としては、先制点が入る場面で投球がバットに当たっていないにもかかわらず、打者が一塁へ走ってバッテリーの気をそらし、その間に三塁走者は全力疾走して本塁を陥れる走塁が見事だった。関西バッテリーのほんのわずかな隙が決勝点となる1点にに直結した感がある。そして失策でピンチが広がってもその後のプレーで左邪飛で併殺を取るなど、ミスを取り返すビッグプレーがあり、試合の流れは序盤から東岡工のものだったように思えた。そして先発した東岡工#1は再三走者を許したが終始押しついており、最後まで決定打を許さない投球が相手を優った。
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