高校野球観戦日記

高校野球を見たときことをつづります。 このブログはおもに毎年春と夏に更新しています。テレビに映らないプレーを見るのが宗旨です。

2010/09

セリーグ公式戦・阪神v読売20回戦

今から1ヵ月あまり前にこの週末の阪神v読売三連戦のチケット争奪戦に参加したところ、レフト外野席だったが運よくチケットを確保できたので妻と甲子園球場に行ってきた。チケットに書かれた席の番号を見たところ、読売応援団のすぐ横だということは分かっていたが。
すでに結果は周知のとおりであり(阪神#24の適時打で阪神が1-0で勝利した)、試合を見ていて感じたことを書き残しておこうと思う。まず阪神#22が登板した9回表の読売の攻撃中に、勝利を確信した前の席のおじさんからビールを飲まないかと誘われたが、車で来ているからと丁重に辞退しておいた。それでもまわりにいた人に、レフトスタンドで売り上げ1位のお姉ちゃんから気前よくビールを振る舞っていた。別の機会にまた縁があればということで。おじさん、ごめんなさい。続いて左翼の守備に就いていた読売#5だが、イニングの合い間のキャッチボールに使ったボールを毎回スタンドに投げ入れていた。サービス精神のある選手だとは聞いていたが、改めてそのとおりだと思い敬服した。そして読売#10が打席に入るときに、アースウィンドアンドファイアーのSeptemberを応援団が演奏していた。ちょうど4年前のこの日、私の披露宴でもこの曲を流したことを思い出した。それと3回表の読売の攻撃で、一死一塁(一走#6)から2番#31がセーフティバント気味のバントを三塁前に転がして一塁アウト(一走二進)になる場面があった。その後、スコアボードにこの日の打撃記録が表示され、この打席の記録は三犠打。え~っ、高校野球でもないのに、投球する前からバントの構えをしていたわけではないのだから三ゴロにならないの?公式記録員のこの判断には、ちょっと疑義を唱えたいと思った。読売#31は一打席得したというのが私の見解だし、これでシーズン打率3割に一歩近づいたと思う。
スコアは1-0だったが序盤から走者が比較的多く出たので、見る側にもかなり複雑な試合だった。7回裏の阪神の攻撃で一死二塁となって8番#7に打順が回ったが、この場面では読売の中堅手がやや前目の守備位置を取っただけで、左翼手を交代させることもなく打者と勝負して結果は中飛。結果的には次打者代打#24が右前適時打を放って決勝点が入ったのだが、読売が本当にこの場面を勝負どころと見ていたのであれば、左翼手を交代させていたと思うし、疲れの見えはじめた先発#49を二死三塁となったところで交代させる選択肢もあったと思う。しかしまだ2イニング残っていたし、8回表は3番から始まる打順で左翼手(#5)にも打席が回るため、勝負どころはまだ先であると判断したということなのだろう。8回表の読売の攻撃を三者凡退に抑えた阪神#30の好投と、9回表無死一二塁で読売#51の打球を好捕して二ゴロ併殺にした阪神#5の守備がこの試合における阪神の勝因だったといえよう。観衆は46972人、かんかん照りの中でおこなわれた暑い試合だった。

パリーグ公式戦・オリックスv埼玉西武23回戦

オリックス球団が京セラドームに完全移転するという話は以前から聞いていたが、本当に移転してしまうとスカイマーク球場でプロ野球を見ることができなくなるので、フィールドシートに入場して試合を見てきた。
西武は1回表に#52の二塁打で2点を先制し、3回表には#3の2点本塁打と#51の適時打に敵失も加わって4点を追加。3回を終わって6-0と大量リードで、楽に勝てそうな雰囲気だった。しかし終盤の継投で#45が8回裏に2本の本塁打を許すと、最終回には#54が連打を許して2点を献上、気がついてみれば6-5と1点差まで追い上げられてなおも一死一二塁のピンチ。外野は下がり目、三塁手はベース寄りの守備位置で同点やむなしの布陣を敷いたが、最後はオリックス#52が三ゴロ併殺に倒れて辛くもゲームセット。9回表一死満塁の好機で中軸に一本出て追加点を挙げていれば、これほど難しい展開にはなっていなかったとは思うが。
初めて入ったフィールドシートは、右打者の速い打球が何度か飛んできて少しばかり怖かった。スカイマーク球場は内野も天然芝だが、横から見ているとゴロの打球が芝生でバウンドしたあと土の部分でバウンドすると打球が加速するように感じた。試合の途中からは雨が降ってきたが、芝生が雨でぬれると打球の転がり方はまた違うのだろう。あまり見慣れていないフィールドビジョンで試合を見たが、打球の転がり方を見る限り内野の守備は人工芝よりもかなり難しいように感じた。
ところで今日の試合、4回表に4点リードしていて西武は無死一二塁の場面で6番#31に犠打の指示。リードしている場面だったので、あの場面は強攻してもよいのではないかと思った。それはさておき、そのあと適時打が出て6-0となりなおも一死二塁の場面で、8番#9の二ゴロで二塁走者の#51が三塁に進塁できないとはどういう意識なのか。この場面は走者の左側にゴロが飛んだら、ゴロゴーがセオリー以前の常識だろうに。しかもカウントは2ストライク1ボールだったので、打者の特性を考えても右狙いのゴロが飛ぶ可能性は高いはず。点差が開いているのは理由になるまいし、猛省を促したい。西武#19は序盤から毎回のように走者を許す投球だったが、打線の援護があったこともあり連打を許さず最小限の失点で踏みとどまった。
どういうわけか今日の西武応援団にはトランペットの演奏がなかったことと、ベガルタ仙台が使っている曲をオリックス応援団も演奏していたのが気になった。 観衆は14454人、試合の終盤は時おり小雨が降る中での試合だった。

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