今年の神奈川県予選の組み合わせを見て、いちばん見てみたいと思ったのがこの試合。両校が5回戦まで勝ち進んだ段階で、飛行機の予約を入れて日帰りで横浜スタジアムへ赴くことに決めた。2005年夏の準決勝、そして2008年北神奈川大会決勝、対戦すると接戦は必至のこの両チーム。春の選抜で見たときと大幅にメンバーが入れかわった東海相のスタメンに驚きつつ試合開始を待った。
試合は慶応が1回裏に3番の適時三塁打で1点を先制した。その後も慶応が試合を押し気味に進めるが、スクイズが決まらなかったり相手の好守に阻まれて追加点を挙げることができなかった。すると東海相は5回表、8番の右越本塁打で同点に追いついた。同点で迎えた7回表、東海相は一死三塁から6番の左越二塁打と7番の中前適時打で3-1と2点を勝ち越すと、8回裏にも一死一二塁から4番の右線二塁打(エンドラン)で2点を追加してリードを広げた。対する慶応も8回裏に1点を返したが、東海相は9回表にも1点を追加して6-2でゲームセットになった。
慶応は#1が好投していただけに、序盤の好機で一気にたたみかけたかったが逸機したことが終盤になって響いた。そして6回裏は無死一二塁の場面でエンドランを試みたが、これが空振りで失敗に終わったことで試合の流れが変わってしまった。東海相は放ったヒットの半分以上が長打で、慶応#1が疲れの見えはじめた中盤以降に持ち前の打力を発揮できたことが勝因といえる。正直なところ終盤にもっと激しくもつれる展開になるのではないかと期待していたが、東海相の打力がやや上回った印象が残る。
慶応も東海相も打者ごとに内外野の守備位置を細かく変えており、相手打線をかなり研究した形跡がうかがえた。左中間や右中間の打球を外野手が好捕したのは、一度や二度ではなかったように思う。球場がせまいため、外野のどのあたりが定位置なのか判然としないように感じてきたが。そして走者二塁からでもエンドランを試みたりセーフティスクイズを当然のように敢行してくるあたりに、激戦区神奈川のレベルの高さを垣間見た。そして同点本塁打の場面など、右方向に東海相の大きな打球が飛んだときに限って強い風がレフトからライトに吹き抜けていたので、試合が終わった今になって考えると流れが東海相だったのかなと思う。
試合は慶応が1回裏に3番の適時三塁打で1点を先制した。その後も慶応が試合を押し気味に進めるが、スクイズが決まらなかったり相手の好守に阻まれて追加点を挙げることができなかった。すると東海相は5回表、8番の右越本塁打で同点に追いついた。同点で迎えた7回表、東海相は一死三塁から6番の左越二塁打と7番の中前適時打で3-1と2点を勝ち越すと、8回裏にも一死一二塁から4番の右線二塁打(エンドラン)で2点を追加してリードを広げた。対する慶応も8回裏に1点を返したが、東海相は9回表にも1点を追加して6-2でゲームセットになった。
慶応は#1が好投していただけに、序盤の好機で一気にたたみかけたかったが逸機したことが終盤になって響いた。そして6回裏は無死一二塁の場面でエンドランを試みたが、これが空振りで失敗に終わったことで試合の流れが変わってしまった。東海相は放ったヒットの半分以上が長打で、慶応#1が疲れの見えはじめた中盤以降に持ち前の打力を発揮できたことが勝因といえる。正直なところ終盤にもっと激しくもつれる展開になるのではないかと期待していたが、東海相の打力がやや上回った印象が残る。
慶応も東海相も打者ごとに内外野の守備位置を細かく変えており、相手打線をかなり研究した形跡がうかがえた。左中間や右中間の打球を外野手が好捕したのは、一度や二度ではなかったように思う。球場がせまいため、外野のどのあたりが定位置なのか判然としないように感じてきたが。そして走者二塁からでもエンドランを試みたりセーフティスクイズを当然のように敢行してくるあたりに、激戦区神奈川のレベルの高さを垣間見た。そして同点本塁打の場面など、右方向に東海相の大きな打球が飛んだときに限って強い風がレフトからライトに吹き抜けていたので、試合が終わった今になって考えると流れが東海相だったのかなと思う。