高校野球観戦日記

高校野球を見たときことをつづります。 このブログはおもに毎年春と夏に更新しています。テレビに映らないプレーを見るのが宗旨です。

2005/03

2回戦・慶応義塾v福井商

この試合も3~4点の接戦になると思っていたが、案の定その通りの展開に。中盤までは投手戦だったが、7回と8回に迎えた好機で適時打が出て1点ずつを挙げた慶応が、#1の好投もあって3-1で逃げ切った。
福井商は1-1の同点で迎えた5回裏の攻撃のとき、相手の失策や暴投などがあってもらったチャンスでセーフティスクイズとスリーバントスクイズを敢行したが、これが両方とも失敗に終わったのが悔やまれる。福井商は毎年ほとんどの選手がバントをよく練習してるみたいなんだけど、この試合では勝手が違ったようだ。
福井商#1の速球は思っていた通りかなり速くて、9回でも140キロ越えていたけど、終盤にきて慶応の打撃がそれを優った感じ。試合の中盤以降は照明が点灯されたが、外野スタンドは凄まじく寒かった。

2回戦・駒大苫小牧v神戸国際大付

投手戦になることはある程度予想していたが、まさか駒大苫が8回まで無安打に抑えられての1安打完封負けとは…。外野スタンドにいた私も、半ば絶句の状態。9回裏の初安打を許した場面は、初球がはずれたことで、ストライクを取り急いだボールが甘く入ったように思う。8回まで無安打に抑え込んでいても、このあたりの投手心理は本当に難しい。
試合は3回と4回に2点ずつを挙げた神国付が、そのまま4-0で完封勝ちした。序盤は駒大苫も四死球の走者を出したが、中盤以降は神国付#1に抑えこまれてしまったという印象だ。神国付が見せた3回と4回の集中打は見事だったが、駒大苫の登板した投手は3人とも軽く135キロを越えていた。負けても恐るべし、駒大苫小牧。

1回戦・市和歌山商v常総学院

常総は序盤に投手の乱調もあって失策絡みで失点したのが最後に響き、初回から得点を重ねた市和商が6-5で逃げ切った。終盤に常総は追い上げたが、テンポのいい市和商左腕#1の投球が上回ったという感じだ。市和商#1は牽制球も上手だったし、フィールディングは抜群に機敏で、まるで内野手のようだった。最後の打者となった二ゴロの時のベースカバーも見事だった。
8回裏の常総の本塁打は、いつもの浜風が吹いていたら右飛の当たりだったが、風で伸びてフェンスを越えた。しかし試合の流れを変えるところまでは到らず、常総にとって本当の意味での追い風とはならなかったようだ。

1回戦・神村学園v星稜

今日はかなり低温、さらには打者追い風で強風の甲子園球場。外野スタンドにいるが、かなり冷える。

試合は中盤以降、集中打で小刻みに加点した神村が、最終回の星稜の反撃を2点にしのいで5-3で逃げ切った。神村#1は直球が速くて、星稜打線はやや力負けした打球が多かった。9回裏の星稜の4連打は見事だったが、試合の流れを考えると、2-0で迎えた5回裏の二死二塁で1点返しておきたかった。星稜としては、反撃がやや遅かったことが惜しまれる。

1回戦・東邦v育英

両投手が大方の予想どおり好投し、1点を争う投手戦になった。ともに無得点のまま試合は延長戦にはいり、延長10回裏に東邦が二死一塁から5番の適時三塁打で1-0とサヨナラ勝ちした。勝敗を分けたのが何だったのかよく分からないのは、両チームの選手が力を発揮したからだと思う。育英は7回表の一死一、三塁のチャンスを併殺で逃したのが痛かった。ともに得点チャンスはあっただけに、両投手がよく踏ん張った試合だった。
10回裏のサヨナラ勝ちの場面は、中軸(5番)の打順でのエンドランが決まった。積極策がはまったといえる。安打数は東邦が上回ったが、好機は育英のほうが多かったので、野球の難しさを感じさせられた一戦。

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